中・高校生の視力
中・高校時代は身体の成長期。視力も変化しやすくなっています。目は知識を吸収する大切な窓口ですからいつも正しい視力を保持できるように心がけましょう
中・高校時代は、目への負担が大きい時期です。しっかりと視力を管理しましょう
受験勉強やパソコン、スマホの普及によって、中・高校生の視力をとりまく環境は一段と厳しくなっています。視力は人間にとって大切な思考力、推理力、想像力といった頭脳の動きと密接な関係があります。視力に支障があっては勉強の能率も上がりません。知識をたくさん吸収しなければならない中・高校時代だからこそ、一人ひとりが日頃から、自分の視力を注意深く管理する事が大切です
視力管理のポイント
知っておきたい、視力を守るノウハウ
- 学習環境
- 机、イスは、身体に合ったものを使う
- 部屋の照明は、例えば6畳間なら、蛍光灯80ワット程度の明るさで、デスクスタンドを併用する
- デスク照明は20~30ワットの明るさを保ち、直接、光が目に入らない利き手反対側の横に置く
- 勉強・読書
- 目と文字の距離は、30cm以上離し、正しい姿勢で
- 読書は1時間読んだら10分程度休憩を取り、遠くを見て目を休める
- 本を読んだり、文字を書いたりする目を使う勉強と、暗記などの目を使わない勉強を交互にする
- 電車やバスの中では、なるべく本を読まない
- 寝ながら本を読まない
- テレビ
- 明るい部屋で2m以上離れて見る
- 調整された鮮明な画像で、画面に光が反射しないようにする
- 1時間見たら、10分間ぐらい目を休める
- 画面の高さは、目線よりやや低くする
パソコンやスマホ、テレビゲームと視力
テレビと異なり、パソコンやスマホ、テレビゲームの場合は、自分から画面に積極的に関わるため、どうしても画面と目の距離が近くなったり、過度に集中したり、長時間見続けてしまうなど視力を酷使する要因が重なってしまいます。ですから次のような点はぜひ守るようにしましょう。
- 点滅、チラツキのない画面を使う
- 画面のコントラストを強くしすぎないこと
- 目と画面の距離は40cm以上離し、、正しい姿勢で
- 30分間続けたら、5分間以上は目を休める
半年に1度は視力測定を受けましょう
中・高校時代は身体の成長期で、目も構造的に変化しやすくなっています。そのうえ、受験勉強などで目を酷使する時期です。半年に1度は専門家による視力測定を受け、そのアドバイスのもとに視力を管理していくことが大切です